花ひらき、今ここを天国に。
今回は、パートナーシップに必読の本、『愛を伝える5つの方法』をご紹介します。
パートナーと幸せな関係を築きたい人にはぜひお手元に!の良書です。
(パートナーシップはもちろん、あらゆる関係を良好にする知識が満載の本です)
こちらも合わせてどうぞ。
幸せな関係を作る「7つの習慣」
『愛を伝える5つの方法』
著者は、アメリカの結婚カウンセラー、ゲーリー・チャップマン氏です。
この本をお勧めする理由は、『愛が伝わる方法(5つの愛の言語)』をわかりやすく、実践的に教えてくれるからです。
パートナーと幸せな関係が築けている人たちと、そうでない人たちの違いは何だと思いますか?
幸せな関係が築けている人たちは、お互いの愛が相手に伝わっています。
「愛されている」と感じられているのです。
ところが、幸せな関係が築けていない人たちは愛が伝わっていません。
「愛されている」と感じられないから、険悪な関係になるのです。
「愛されている」と感じられているか、感じられていないか、なのです。
なので、
パートナーが「愛されている」と感じる愛情表現が出来れば、幸せな関係が築けるのです。
『愛を伝える5つの方法』では、パートナーが「愛されている」と感じる愛情表現を『ラブタンク』と『愛の言語』で教えてくれるのです。
では、『ラブタンク』と『愛の言語』とは何なのでしょう?
●ラブタンク
私たちは愛のタンク『ラブタンク』を持っていて、幸せな関係はラブタンクを満たし合っています。
●愛の言語
愛の言語には5つの種類があり、私たちはそれぞれの愛の言語で愛を表現しています。
相手が愛を感じる言語で愛を表現していれば、相手のラブタンクは満ちます。でも、相手が愛を感じない愛の言語で愛を表現すると、相手のラブタンクは満ちることはなく、空になります。
●愛の言語は5つあります。
【愛の言語5つ】
・肯定的な言葉
・クオリティ・タイム
・贈り物
・サービス行為
・身体的なタッチ
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●肯定的な言葉が愛の言語の人
承認する言葉、褒め言葉などの肯定的な言葉をかけられると愛されていると感じます。そのため、パートナーにも肯定的な言葉をかけることで愛を表現します。
肯定的な言葉が愛の言語の人は、肯定的な言葉をかけてもらえないと愛されていないと感じます。
●クオリティ・タイムが愛の言語の人
一緒にお茶をしたり映画を観に出かけたりなど質のいい時間を共に過ごすことで愛されていると感じます。そのため、パートナーと一緒にクオリティ・タイムを過ごすことで愛を表現します。
クオリティ・タイムが愛の言語の人は、 質のいい時間を共に過ごせないと愛されていないと感じます。
●贈り物が愛の言語の人
贈り物を贈られることで愛されていると感じます。そのため、パートナーにも贈り物を贈る事で愛を表現します。
贈り物が愛の言語の人は、贈り物がないと愛されていないと感じます。
●サービス行為が愛の言語の人
家事をしてくれるなどのサービス行為をしてくれると愛されていると感じます。そのため、パートナーにもサービス行為をすることで愛を表現します。
サービス行為が愛の言語の人は、サービス行為をしてもらえないと愛されていないと感じます。
●身体的なタッチが愛の言語の人
身体的なタッチによって愛されていると感じます。そのため、パートナーにも身体的なタッチで愛を表現します。
身体的なタッチが愛の言語の人は、身体的なタッチがないと愛されていないと感じます。
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いかがでしょう?
あなたが愛を感じるのは、どの言語でしたか?
パートナーが愛を感じるのは、どの愛の言語でしたか?
ふたりの愛の言語が同じなら、お互いに愛されていると感じ、お互いのラブタンクも満ち、幸せな関係になります。
では、愛の言語が違っていたらどうでしょう?
あなたは身体的なタッチが愛の言語だけど、パートナーは贈り物が愛の言語だったら?
想像してみてください。
愛の言語が違うカップルの事例(私のセッション事例より)をご紹介します。
◆ 40代のご夫婦
旦那様は、「結婚記念日には毎年、ハイブランドのアクセサリーをプレゼントしています。でも、喜んでもらったことがないんです。」と不満いっぱいでした。
ところが奥様からは、「私はブランドのアクセサリーより、ゆっくり話をする時間を作ってもらいたいの。あなたはいつも仕事仕事で、私と話す時間もないじゃない。」と仰ったのです。
おふたりの言葉からそれぞれの愛の言語がわかりますね。
旦那様:贈り物
奥様:クオリティタイム
愛の言語が違うため、愛が伝わっていなかったのです。
おふたりに愛の言語をお教えしました。
すると、旦那様から奥様にこんな提案が。
「一緒にプレゼントを買いにいくのはどうだろう?」
奥様は笑顔で頷かれました。
旦那様の提案は、贈り物とクオリティタイムの両方が叶うもの。
愛の言語の知識を得たことで、お互いが愛を感じられる行動がわかったのです。
ご夫婦のその後ですが、お互いのラブタンクを満たす選択をし続け、ますますラブラブでいらっしゃいます。
『愛を伝える5つの方法』は、他にもこんなことを教えてくれます。
●『ラブ・イズ・ア・チョイス(愛は選択)』
「相手の愛の言語を知り、相手のラブタンクを満たす行動を選び実践することは、パートナーを愛することを選択すること」
チャップマン氏はセミナーでこう質問されました。
受講者「もし、相手の愛の言語が自分が自然にやりたいと思わないこと、自分の性に合わないことだったら?」
チャップマン氏「性に合わないからどうだって言うんですか?結局、相手の愛の言語が苦手か苦手じゃないかは問題ではありません。肝心なのは愛です。愛とは、あなたが「相手のために」何かをしてあげることです。「自分のために」することではありません」
●「恋愛と結婚の違い」は、気持ちの変化が起こった時に別れるのが恋愛、パートナーを愛し続ける選択をするのが結婚
この本を読んで、この本に書かれていることはパートナーシップにとても大切だけど、全ての関係にも大切だと思いました。
なぜなら、
私たちは「愛し愛されたい」という欲求を持っているからです。
なのに、愛の言語のすれ違いで愛が伝わらず、多くの人のラブタンクが満たされていないのです。
「愛されている」と感じる愛の言語で愛を伝えるなら、パートナーも子供たちも家族のラブタンクは満ちます。
みんなが笑顔になるのではないでしょうか?
私がこの本を手にしたのは2007年、教会の書店でした。
あれから多くの人にお勧めして喜んで頂きました。
あなたもよろしければ。
「愛を伝える5つの方法」
ゲーリー・チャップマン著
いのちのことば社
アマゾンサイト。
http://www.amazon.co.jp/dp/4264025656
Youtube要約チャンネルで紹介されています。
https://www.youtube.com/watch?v=bgm_VLxA-5U