花ひらき、今ここを天国に。
今回は、インナーチャイルドのお話です。
親やパートナー、上司や友人に「わかってくれない!」と思うことありますか?
実はこれ、インナーチャイルドが「わかってくれない!」と怒っているのかもしれないのです。
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インナーチャイルドって何?
「わかってくれない!」
こう思う時、実は『子供の私』になっていることが多いのです。
『子供の私』とはインナーチャイルド。
『大人の私』が「わかってもらえない!」と怒っているのではなく、インナーチャイルドが怒っているのです。
なぜなら、
インナーチャイルドは感情的・自己中心的・依存的だからです。
感情的・自己中心的・依存的な時は、インナーチャイルドが現れている時なのです。
『大人の私』が怒っているつもりが・・・。
客観的に自分を観ることが出来ると、
「あれ?この「わかってくれない!」って、子供の頃からよくやってるぞ」と気づきます。
子供の頃からよくやってる
⇒インナーチャイルドのパターン
というわけです。
私たちの心は『大人の心』と『子供の心』で出来ています。
この『子供の心』がインナーチャイルド。
大人になれば100%『大人の心』になるわけではなくて、
私たちは状況や場面によって『大人の心』になったり『子供の心』になったりしているのです。
なので、
大人になった今も、子供の頃と同じ振る舞いをしていることがあります。
この子供の頃と同じ振る舞いをしているのがインナーチャイルドなのです。
そして、これが人間関係の悩みを繰り返す原因でもあるのです。
子供の頃と同じ振る舞いをしているとは、本人は気づいていないことが殆どです。
こちらでご紹介した『やりがちな怒り方3タイプ』も、実はインナーチャイルドの怒り方なのです。
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怒り方3タイプ
クライアントさんの事例をご紹介します。
Aさん(女性/30代/会社員)
《セッションの目的》
上司と良好な関係を築きキャリアアップしたい。
転職しても上司との関係で悩むことが多く、それがキャリアを積む障害になっている。
Aさん、「上司がわかってくれない!」とかなりお怒りでした。
以前の会社も、転職した今の会社も「わかってくれない!」上司ばかりと言うのです。
私からこうお聞きしました。
「わかってくれない上司が繰り返しAさんの人生に現れているようですが、子供の頃にも「わかってくれない!」と思うことはありましたか?あるなら、それは誰ですか?」
Aさん
「父です。」
「父にはわかってもらえないと思い、口をきかなくなりました。」
セッションを進めると気づかれました。
・上司にお父さんと同じ接し方をしている。
・元カレにもしていた。
・わかってもらえないと一方的に決めつけ、自分からわかり合う努力・コミュニケーションをしていない。
自分の関わり方が原因で、前の職場でも今の職場でも上司との関係を悪くしていたと気づいたのです。
でも、どうして上司にお父さんと同じ接し方をしたのでしょう?
それは、心の仕組みである『投影』が働いたからです。
実は会社の上司は父親を投影しやすいのです。
上司=お父さんと投影
だから、お父さんと同じ接し方(この人は私をわかってくれないと決めつける)をしていたのです。
転職し上司が変わっても、『上司=お父さん』となり、同じ悩みを繰り返していたのです。
セッションではお父様との関係を癒すワークなどし、その後、上司と良好な関係が築けるようになられました。
また、半年後のご連絡ではプロジェクトリーダーに指名されたとのこと。
望んでいたキャリアアップもされています。
※女性上司の場合は母親を投影しやすい
Aさんのように、親への思いを上司やパートナーに投影していることよくあります。
旦那様への不満がお父様に嫌だと思っていたことと見事に同じ!なんてことよくありますから。
こんなふうに、私たちはいろんな人に投影して世界を見ているわけです。
そして、『大人の心』になったり『子供の心』になって、子供の頃のままの振る舞いをしたり。
それが、悩みを創っているのです。
投影もインナーチャイルドも自分で自覚するのは難しいです。
なぜなら、自覚出来ない意識、潜在意識によるものだからです。
解決して前に進みたい方はセッションが早道です。
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