花ひらき、今ここを天国に。
今回は、インナーチャイルドって何?お話します。
心のことを学び始めるとインナーチャイルドという言葉に出会います。
インナーチャイルドって何のことなのでしょう?
心のこと、インナーチャイルドに興味がある人は参考にしてください。
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インナーチャイルド。
インナーチャイルドとは何なのでしょう?
インナーチャイルドとは「内なる子供」のことです。
心の中の「子供の心」の部分をインナーチャイルドと言うのです。
少し心理学のお話をしますね。
アメリカの精神科医エリック・バーンによる交流分析では、心を3つに分けて考えます。
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【心(自我状態)の成り立ち】
■親的な自我状態
親(養育者)のように考え、行動する部分。
自分や他人に対して厳しく律したり、優しく支援・受容したりする。
■大人の自我状態
今ここでの現実に対応し、計画を立てる・冷静に判断する部分。
●幼児的な自我状態
子供時代と同じように感じ反応し行動する部分。
思うままに自由に振る舞ったり、親(他者)の顔を見て素直になったり拗ねたり反抗したりする。
この3つが場面によって現れ人格を作っていると考えます。
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簡単に言えば、
私たちの心は「大人の心」と「子供の心」で出来ているのです。
■大人の心
●子供の心
この「子供の心」のことをインナーチャイルドと言うのです。
「大人の心」と「子供の心」には特徴があります。
■大人の心
視野が広く自立的・理性的・利他的です。
大人の心は視野が広いので、物事の背景まで想像することができます。
自分の立場・相手の立場・全体で物事を見ることが出来るのです。
そのため、自立的で理性的で利他的です。
●子供の心
視野が狭く自己中心的・依存的・感情的です。
子供の心は視野が狭いので、物事の背景まで想像することはできません。
自分の立場だけでしか物事を見れないのです。
そのため、自己中心的で依存的で感情的です。
ということは、
感情的な時、
自己中心的な時、
依存的な時、ほぼ子供の心(インナーチャイルド)になっています。
クライアントさんのケースでも、感情を紐解くとほぼインナーチャイルドが現れます。
大人の私が怒っていると思っていたのに、実は、インナーチャイルドが怒っていたなんてよくあります。
怒り方の3タイプでも、どのタイプも怒りを紐解くとインナーチャイルドが現れます。
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では、感情を紐解いた先に現れるインナーチャイルドはどんな気持ちのことが多いのでしょう?
殆どがこういった弱々しいものです。
悲しい・・
寂しい・・
甘えたい
愛してほしい
構ってほしい
わかってほしい
大切にしてほしい
受け入れてほしい
●インナーチャイルドを癒すというのは、
「インナーチャイルドの気持ちに寄り添い、肯定し、受容する」ことです。
なぜなら、感情や気持ちは肯定され受容されると癒され解放されるからです。
そしてまた、インナーチャイルドには別の側面もあります。
天真爛漫で好奇心旺盛で笑顔いっぱいのインナーチャイルドもいるのです。
インナーチャイルド=癒すものというイメージを持つ人が多いのですが、ポジティブなインナーチャイルドもいるのです。
インナーチャイルドは、とても元気で生命力の塊のようなエネルギーも持つのです。
それをフリーチャイルドと言ったりします。
【フリーチャイルドの特性】
自由・無邪気・好奇心
純粋性・創造力・直観力
純粋な愛・生命力
実は、引き寄せの法則でよく言われるワクワク感は、フリーチャイルドから生まれています。
インナーチャイルドを癒すほどフリーチャイルドが現れ、人生は良い流れに乗っていきます。
いかがでしょう。
インナーチャイルドのこと理解できましたか?
私たちは大人になったから心も大人になっているわけではないんですね。
今も変わらず子供時代と同じように感じ反応し行動する自分もいます。
それがインナーチャイルドなのです。
あなたはどんな時にインナーチャイルドが現れますか?
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