花ひらき、今ここを天国に。
今回は、インナーチャイルドとは何かお話します。
心の仕組みに興味がある人は参考にしてください。
こちらも合わせてどうぞ。
誰かに「わかってくれない」と思うのは
インナーチャイルドとは何でしょう?
それは『内なる子供』のことで、心の『子供の心』の部分のことです。
アメリカの精神科医エリック・バーンによる交流分析で説明しますね。
********
【心(自我状態)の成り立ち】
■親的な自我状態
親や養育者のように考えて行動する部分。
自分や他人に対して厳しく律したり、優しく支援・受容したりする。
■大人の自我状態
今ここでの現実に対応し、計画を立てる・冷静に判断する部分。
●幼児的な自我状態
子供時代と同じように感じ反応し行動する部分。
思うままに自由に振る舞ったり、親(他者)の顔を見て素直になったり拗ねたり反抗したりする。
◎場面・状況によってこの3つが現れ、私たちの人格を作っている。
********
ということは、
幼児的な自我状態(子供時代と同じように感じ反応し行動する部分)がインナーチャイルドなのです。
そして、
私たちは大人の心になったり、子供の心(幼児的)になっているのです。
あなたの周りに大人なのに子供っぽい人はいませんか?
子供っぽいのは、「大人の心」で居ることより「子供の心」で居ることが多いからです。
大人になれば心も自動的に大人の心に成長するわけではないのです。
『大人の心』と『子供の心』には特徴があります。
■大人の心
視野が広く自立的・理性的・利他的
大人の心は視野が広いので、物事の背景まで想像することができます。
自分の立場・相手の立場・全体で物事を見ることが出来ます。
そのため、自立的で理性的で利他的です。
●子供の心
視野が狭く自己中心的・依存的・感情的
子供の心は視野が狭いので、物事の背景まで想像することはできません。
自分の立場だけでしか物事を見られません。
そのため、自己中心的で依存的で感情的です。
なので、
********
・感情的
・自己中心的
・依存的になっている時
↓↓
子供の心になっているのです。
********
チャイルドにはいろいろなタイプがいます。
インナーチャイルドというと、こういったチャイルドをイメージすると思います。
悲しい
寂しい
甘えたい
愛してほしい
構ってほしい
わかってほしい
大切にしてほしい
でも、こんなチャイルドもいるんです。
親なら私の世話をしろ!
親なら私の話を聞け!
誰より(兄弟姉妹より)大切にしろ!
難しいことはイヤ!
めんどくさ~い
だらだらしていた~い
(めんどくさい、だらだらしたいからお母さんやって)
兄弟を泣かせても欲しいものは欲しい!
驚きますか?
でも、傲慢・我儘・意地悪・めんどくさがり・無知なチャイルドもいるのです。
こちらで紹介した怒り方の3タイプもチャイルドなんですよ。
怒り方3タイプ
こんなことありませんか?
「掃除するのめんどくさいな~」
この「めんどくさいな~」がチャイルドなんです。
大人の私がチャイルドに負けると「掃除しなくていいか!」になるのです。
でも、ポジティブなチャイルドもいるので安心してくださいね。
このチャイルドは『フリーチャイルド』と言い、天真爛漫・好奇心旺盛・生命力の塊のようなパワーを持ちます。
【フリーチャイルドの特性】
自由・無邪気・好奇心
純粋性・創造力・直観力
純粋な愛・生命力
引き寄せの法則で言われるワクワク感は、フリーチャイルドから生まれています。
********
●心は『大人の心』と『子供の心』で出来ている
●私たちは場面により『大人の心』になったり『子供の心』になったりしている
●インナーチャイルドには『ネガティブなチャイルド』と『ポジティブなチャイルド』がいる
◎ネガティブチャイルド
⇒感情的・自己中心的・依存的
◎ポジティブチャイルド
⇒天真爛漫・好奇心旺盛・エネルギッシュ
********
私たちは『大人の私』になったり『子供の私』になっているんですね。
「そういえば、子供の頃と同じように反応してる自分がいる」と気づいた人もいると思います。
それがあなたのチャイルドです。
あなたのチャイルドどんな時に現れていますか?
自分を観察してみるのも面白いですよ。
こちらも合わせてどうぞ。
誰かに「わかってくれない」と思うのは
自分を理解する感情解放ワーク