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【許し】メアリーの物語。本当の自由を手に入れるということ

 

花ひらき、今ここを天国に。

愛溢れる心優しい皆様、
こんにちは。

心地よくお過ごしですか?

 

 

さて今日は、許しのお話をご紹介しようと思います。

 

許し。

言葉で言うのはたやすいのですが、

実際に、許しの心に至るのは難しいものです。

 

私も傷つけられるようなことがあると、

一瞬、なぜ?と戸惑い、
(その人が、なぜそれをするのか理解できないことが多々でした・・)

その後、「理不尽だ!」と怒りがぐお~と出てきます。
(聖人君子ではありませんから。笑)

 

そして、感情解放ワークで怒りを吐き出し、

感情が起こった理由(思い込み)を見つけてスッキリするのですが、

それでも気持ちが収まらない時は、

人生の大先輩の話を参考にするようにしています。

 

 

先輩の話は、気づきが起こるからです。

気づきは視点を変えてくれるからです。

そして、新しい視点で再び出来事を見てみると、

穏やかな気持ちで出来事を見られるようになり、

本来の自分に戻ることができるのです。

 

 

今日ご紹介するメアリーのお話も、そのひとつ。

このお話を読んでいると、

許しとは、神様の力が働くものなのかもしれないと思うのです。

 

********

 

【メアリーの物語】

~ 本当の自由を手に入れるということ ~

 

約20年前のこと、私の人生において、最大級の衝撃を覚える事件が起きました。

 

家の電話が鳴ったのは午前3時。イヤイヤ受話器をとると、長男の声が聞こえてきました。

「母さん、どうしよう!ロビーが死んじまった!」

18歳の末っ子が銃で撃たれたというのです。

 

目の前が真っ暗になりました。

ロビーが死んだですって?

やり場のない、打ちのめされた感覚。絶望。

心臓は早鐘のように打ち続けました。

 

その後、息子を殺した若者ショーンは殺人罪で捕まりました。

ロビーとは顔見知りで、口論になって撃ってしまったというのです。

審問会が開かれるまでの3ヶ月間、私は、ショーンに会うことも許されませんでした。

それは、正しい処置だったと思います。

もし彼に会っていたら、怒りに突き動かされて何をしたかわかりません。

もしかしたら、相手の首を絞めていたかもしれません。

 

 

ようやくやってきた審問会の日、私は初めてショーンを目にしました。

彼を一目見たとたん、私の身体を煮えたぎるような怒りが駆け抜けました。

「なぜあんなことをしたの!」

 

 

評決はその場で下り、予想通り20年から50年の刑が言い渡されました。

審問会が終わると、判事は「ショーンに会わせるので部屋に来るように」と言いました。

職員の後ろについて判事室の廊下を歩くとき、心臓の鼓動が一歩ごとに速くなるのがわかるのです。

ようやく息子の命を奪った人間に会うのだ。

ずっとこのときを待ったいたのだ、私の気持ちをぶつけるときを。

あの男にどんな罵詈雑言を浴びせてやろうか。

怒りと憎しみでいっぱいで、私にはそれしか考えられませんでした。

 

 

ボディ・チェックを受け、小さな鏡張りのオフィスへ通されたときに見たものは、部屋の隅に立っているショーンでした。

それは、オレンジ色の囚人服を着て、手足を縛られ、頭をうなだれたまま身体を震わせて泣くじゃくっている20歳の男の子でした。

彼は、ひとりの寂しい青年でした。

親も友だちも、支えてくれる人もいない独りぼっちの男の子、どこかにいる別の母親の息子なのです。

 

私は職員に、ショーンに近づいていいかと尋ねました。

ショーンはそれを聞くと目を上げて、涙に濡れた幼さの残る顔をこちらに向けました。

「ショーン、そばに行ってもいい?」

ショーンがうなずいたので、私は、職員にうながされ、ショーンのそばまで進みました。

 

 

次に私がとった行動に、私自身も含めてその場にいた全員が驚いたのです。

私はショーンの身体に両腕を回し、彼を抱きしめました。

ショーンは私の肩に顔をうずめてきました。

 

 

誰かに抱きしめてもらうことなど初めてだったのかもしれません。

私の怒りと憎しみは、この瞬間にスーッと離れていきました。

「ねえ、ショーン、あなたを許すわ」

ショーンは驚いたような顔を上げ、私の目を見つめました。

「ロビーが天国に行くのではなく刑務所に行くのだったら、私はもっと辛かったと思うの。

あなたのために毎日祈っているわ」

 

 

私は、ショーンに手紙を書いてほしいと頼み、職員に付き添われて部屋を出ました。

どんな評決が下ろうと、もう私の息子ロビーは戻ってこないのです。

ただ、もう一人の青年の人生が、刑によって奪いとられただけなのです。

 

 

私の行為を理解できないという人もいます。

しかし、私はけっしてショーンの罪を見逃したのではありません。

「許す」とはそういうことではないと思うのです。

 

 

あのとき彼を許したことで、私は心の奥に渦巻いていた憎しみと復讐心から逃れることができました。

自由になり、心の平安をとり戻し、生きる力を得て、

ロビーの死を受け入れることさえできるようになったのです。

 

 

憎しみはどこかで断ち切らなければ新たな憎しみを生むだけでしょう。

私の憎しみは、私で終わりにするのが一番だと、そう思うのです。

 

マーシー・シャイモフ著
「脳にいいことだけをやりなさい」2008年発行より

 

********

 

いかがでしょう?

私はこのお話を読むたびに、魂の視点で観ることの大切さを実感するのです。

そして、一見、怒る出来事、傷つけられたと思う出来事も、

魂から「気づくことがあるよ!」と導かれているのだと思えるのです。

もちろん、その時には思えないことも多いのですが、

時間とともに、もしかしたら、あれも神様の導きで起こっていたの?と。

 

 

許し。

難しいテーマですが、

メアリーの物語から、

何かしら受け取っていただけたら幸いです。

 

 

いつもありがとうございます。
ますますあなたが輝きますように。

 

花ひらき、今ここを天国に。

 

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